逢いたいと 思うだけで

胸が痛むよ。 ヲタ歴だけは無駄に長い、Jフレ箱推し平家派信者。

天国の島を聞きながら

天国の島とは、2011年度吹奏楽コンクールの課題曲として発表された、DASH島のテーマソングとしてもお馴染みの曲です。冒頭を聞いたことがなくても、一番盛り上がる中盤部分を聞けば、きっと日曜夜19時を思い浮かべることができます。

 

事件後、TOKIOの曲が怖くて聞けなくなりました。

ここ数年は茶の間ヲタクとして暮らしており、HEART以後は新曲をテレビで追いかける程度でしかTOKIOの音楽を追っていませんでした。それでも、移籍後は長瀬中心に自作曲を発表し、メンバーが同じ方向を向いて音楽の仕事に向き合っているんだろうなあ、とは感じていました。私が最もジャニヲタとして濃い時間を過ごしていたのは、ちょうど10周年前後で、そこから20周年までの10年は、紆余曲折、悪く言えば迷走していた時期もあったように感じたので(コラボが増える、音楽性の変化、カバーをしてみる…などなど)、安定したTOKIOの音楽活動を喜んでいました。移籍も多く経験しましたが、これが彼らの「今やりたい音楽」の形なんだろうな、と思っていました。

 

中でも山口くんの歌が、好きでした。

 

少年倶楽部プレミアムでの平家派での歌唱、シングルで時々メインとして歌うフレーズ、アルバムやカップリング曲でリードをとった時の歌。外見に似合わず(!)高く甘い誰よりもアイドルにふさわしい歌声。TOKIOの曲は長瀬の歌で聞くのが最高ですが、初期からみていても、第二のボーカルは間違いなく山口くんでした。私は茂くんとぐっさんのファンなので、二人が一緒に歌うのを聞くのも大好きでした。

 

2日の会見にて言及があったとおり、今後の音楽活動は全くの白紙です。TOKIOのことは二の次、三の次。まぼちゃんの言った通りだと思っています。長瀬が「彼の音が欠けるというのは、そういうこと(TOKIOとして活動できない)」という言葉が胸に刺さると同時に、本当に少しだけ、少しだけ嬉しかった。山口くんがいないと、5人ではないと、それはTOKIOではないと。それはつまり、今後TOKIOの音楽が一生更新されない可能性も含まれています。

 

本当に本当にショックでした。ビビットで過去のライブ映像が流れるたびにテレビを消したくなった。実際に目を背けていました。あんなに楽しそうにきらきらと音楽をしている彼らがいるのに。その環境を自らぶちこわした彼が憎い。寂しい。つらい。

 

報道を見ているだけで、これだけの感情の渦に巻き込まれます。嬉しい、安心した、悲しい、寂しい、憎らしい、つらい。今は『この曲を作った、歌った彼らはもういない』というまだ現実を受け入れられず、TOKIOの音楽が怖くて聞けません。

 

タイトルの話に戻ります。

いま、天国の島を聞いています。学生時代吹奏楽部に所属していたことがあり、演奏したことはありませんがとても好きな吹奏楽曲です。疲れてやる気がでなくて、そんな自分に活を入れたいときによく聞いています。メロディーラインとして厚みのある中音楽器が多用され、低音楽器の迫力も存分に感じることができる曲です。もちろんトランペットなど派手な高音楽器の見せ場も存在しますが、この楽曲は普段縁の下の力持ちとして目立つことの少ない、中低音楽器の魅力が存分に発揮されている曲だと思います。地道にこつこつ作業を組み立てて大きな島を開拓する、企画のテーマにぴったりな曲です。

 

重厚で、迫力があって、低音の見せ場が多くて、かっこよくて。

まるで、山口くんのような楽曲だと思っていました。

 

よし頑張る!!!日常に戻らなくては!!!と思って天国の島を聞いています。でもこの曲を聴きながらDASHのこと、TOKIOのことを思い出すとうっ、と胸が詰まる自分もいます。こんな状態でTOKIOの曲を聞いた日には、たぶんまた泣き出すでしょう笑

 

DASHは現時点で4人での継続が決まったと聞いています。DASH島も困難はあれどもしばらくは続くでしょう。4人にはぜひとも開拓を完遂してほしい。そういう環境を残してほしい。テーマによっては長期で素材を確保している企画だし、山口くんはたくさんロケに参加していただろうから、お蔵入り映像もたくさんでるかもしれない。でも、DASHだけはずっとずっと続いてほしいと思っています。

 

変わらないものなんてないと、知ったはずなのに、そう願ってしまいます。